コーチングは、ただの「アドバイス」ではありません。クライアント自身が本来持っている力を最大限に引き出し、自ら気づき、行動し、変化していくためのプロセスです。では、実際にコーチングはどのように進められるのでしょうか?この記事では、現状の確認から目標設定、障害の明確化、行動の具体化、そして振り返りに至るまで、コーチングの基本的な流れを5つのステップに分けてわかりやすく解説します。目次1.コーチングで手順が重要な理由コーチングセッションは、一連の明確なステップを経て進められます。では、なぜコーチングではステップや手順が大事なのでしょうか。その理由について、具体的なメリットとデメリットの観点から考えてみましょう。2.手順を踏んだコーチングセッションのメリットコーチングにおいて明確な手順を踏むことは、多くのメリットをもたらします。(1) 目標達成の確実性を高める体系的な手順に沿って進めることで、クライアントは現状を正確に把握し、具体的な目標を設定し、障害を乗り越えるための行動計画を立てることができます。各ステップが次のステップへと論理的に繋がり、着実に目標達成へと向かう道筋を作り出すのです。これにより、漠然とした希望や悩みが明確な行動へと変換され、未来を実現する可能性が飛躍的に向上します。(2) クライアントの主体性とモチベーションを引き出す手順に沿ってコーチが適切な質問を投げかけることで、クライアントは自分自身の内側にある答えを見つけ、自ら行動を選択します。コーチが一方的に指示や命令を与えるティーチングとは異なり、クライアントは自分がプロセスの主役であると感じ、責任感とモチベーションが高まります。自分で考え、自分で決めた行動だからこそ、困難な状況でも継続して取り組むことができるのです。このような流れは、コーチングに特有の手順を採用することで生み出されます。(3) セッションの効率性を高める明確な手順は、セッションの流れをスムーズにし、無駄な時間を省きます。各ステップで達成すべき目的が明確なため、コーチは効率的に対話を進めることができ、クライアントも短期間でより多くの気づきや行動計画を得られます。特に多忙なビジネスパーソンにとって、限られた時間で最大限の成果を引き出すことは非常に重要です。(4) 信頼関係の構築を促進するコーチが一貫した手順でセッションを進めることは、クライアントに安心感と信頼を与えます。コーチ自身の確かなスキルや力を感じさせることにもなり、クライアントは安心して自分の本音や悩みを相談できるようになります。この強固な信頼関係は、コーチングの効果を最大限に引き出すための基盤となります。(5) コーチのスキル向上を支援する手順をしっかり理解している事で、コーチは自分の関わり方を客観的に評価し、改善点を見つけることができます。各ステップで求められるスキル(傾聴、質問、承認など)を意識して実践することで、コーチ自身の能力が継続的に向上します。手順の理解が足りないと、コーチがセッション中に迷子になったり、問いをどのように組み立てていいかわからなくなってしまいます。特に初めてコーチングを行う場合や、経験の浅いコーチにとって、明確な手順は心強い指針となり、自信を持ってセッションに臨むことができます。3.手順を踏まないコーチングセッションのデメリットこのように、一定のステップを踏む重要性は、セッションの質を高め、クライアントの変容を確実なものにする点にあります。一方で、体系的なアプローチなしにコーチングを行うと、以下のようなデメリットが生じる可能性があります。(1)焦点の欠如明確な手順がないと、セッションが散漫になり、何を達成したいのかが曖昧になることがあります。これではクライアントが望む成果を得ることが難しくなります。(2)非効率性行き当たりばったりの対話では時間がかかるばかりで、効率的な問題解決や目標達成ができません。ビジネスの現場では特に時間は貴重なリソースであり、無駄を省くためにも手順は重要です。(3)信頼関係の希薄化コーチが一貫した手法でセッションを進められないと、クライアントはコーチへの信頼を失う可能性があります。信頼関係はコーチングの基盤であり、これがないとクライアントは本音を話しにくくなります。(4)成果の不安定化特定の手順に基づかないコーチングでは、セッションごとに成果がばらつき、クライアントの成長が持続しない可能性があります。再現性のある成果を生み出すためにも手順は不可欠です。(5)コーチ自身の迷い手順が明確でないと、コーチ自身がセッションの中で次に何をすべきか迷い、効果的な質問やフィードバックができなくなることがあります。これはコーチのパフォーマンスを低下させます。このようにコーチングの手順は、単なる形式ではなく、クライアントの深い自己理解を促し、行動変容へと導くための羅針盤となります。各ステップが持つ目的とその関連性を把握し、丁寧に進めることで、クライアントは自分の課題に主体性を持って取り組み、望む未来を実現するための力をつけることができるのです。コーチが手順を知っておくこと、慣れていることはとても大事なことなのです。4.具体的なコーチングの手順:成果へ導く5つのステップコーチングの手順を理解することは、コーチとクライアント双方にとって、効果的なセッションを構築するために不可欠です。それぞれのステップには異なる目的と手法があり、これらを適切に実施することで、クライアントの主体性とモチベーションを最大限に引き出し、目標達成へとつなげます。では、それぞれのステップのテーマと、ポイントを具体的に解説します。(1)現状の課題を確認するコーチングを効果的に進めるためには、まず現在の課題をしっかりと確認することが重要です。というのも、本人は、意外にも自分の現状を正確に把握できていないことが多いためです。成長や変化のためには、まず自分が今どの地点にいるのかを正確に理解する必要があります。そのため、現状の把握はコーチングの最初のステップとなります。現状の把握場面では、それに合った質問を用いて、本人が自分の現状を正確に捉えられるようサポートします。このプロセスを通じて、本人は自分の強みや課題、そして目標を明確にしていきます。例えば、コーチは次のような質問を投げかけます。「今、どの部分がうまくいっていますか?」(ポジティブな側面を引き出す質問)「逆に、どの点に課題を感じていますか?」(ポジティブな側面を引き出す質問)「それが、自分にどのような影響を与えていますか?」(課題の本質に迫る質問) これらの質問に取り組むことで、本人は自分の状況を客観的に見直すことができます。この段階で得られた自己認識は、コーチング全体の質を左右するため、コーチは共感と傾聴の姿勢を保ち、クライアントが本音を話せ、なんでも相談できる場を構築することを重視します。このように現状を把握するステップがなければ、具体的な目標設定や行動計画を立てるのは難しくなります。したがって、コーチングを始める際には、まず現状を正確に把握することが不可欠であり、そこから自分の成長に向けた具体的な一歩を踏み出すことが可能となるのです。社員のキャリア開発や組織開発の文脈においても、このステップは、個々のニーズや組織の課題を明らかにするために欠かせません。教育やスポーツのシーンでも、本人の現状を冷静に把握し大切に扱うことは、その後の成長に欠かせない過程です。(2)目標を明確にするコーチングを効果的に行うためには、目標や理想とする状態を明確に設定することが不可欠です。コーチングでは、毎回しっかりとしたテーマを設定して進めることが特徴ですが、そのテーマはコーチが伝えたいことやアドバイスではなく、相手自身が抱えている課題である必要があります。クライアント自身が心から望む目標でなければ、モチベーションの維持はもちろん、本人の主体性や自律性を引き出すことは困難です。例えば、 「今、どんなことに挑戦したいと感じていますか?」(意欲を引き出す質問)「理想の状態はどのようなものですか?」(未来のイメージを具体化する質問) といった質問を通じて、本人が自分の目標や理想とする状態を明確にできるようにします。この段階では、無意識の制約を取り払い、自由な発想で臨む理想の姿を思いきり描いてもらうことが重要です。さらに、「そう考えるに至った背景は何ですか?」(目標の動機を深掘りする質問)「その目標を達成したら、どのような変化が期待できますか?」(達成のメリットを具体化する質問)「そのことについて考えることに、どのような意味がありそうですか?」(目標の本質的な価値を探る質問)といった問いを加えることで、相手の思考がさらに深まり、自分と向き合う機会が生まれます。こうした問いかけによって、テーマや課題がより意味のあるものとなっていきます。コーチは傾聴の姿勢を保ち、クライアントの言葉を丁寧に受け止めることで、真の目標を引き出します。クライアントからどんな言葉が返ってきても、尊重しながら受け止めることがコツです。このように、テーマや課題に対する問いかけを工夫し、クライアントが自分の内面を言葉にできるようサポートすることが重要です。明確な課題やテーマが浮き彫りになることで、はじめてそれに向けた具体的なやり方や行動計画が立てられます。あくまでコーチングとは、クライアント自身が望む状態の実現を支援するものですから、クライアント自身の目標を言語化してもらうことは、コーチングに必須の過程なのです。このステップは、社員のキャリアパス設定や、企業の新事業開発におけるビジョンの明確化にも適用できる汎用性の高い手法です。また、教育やスポーツの場面では、本人のモチベーションを高め、目標に向かって進む強いエネルギーを生むことにもつながるのです。(3)支障やハードルを明確にするコーチングでは、テーマや課題が決まったら、その実現に向けた障害や必要なリソースについても話し合うことが重要です。何かを達成しようとする際、たいていはその前にいくつかのハードル、つまり障害が立ちはだかるものです。これらを無視して進めると、後々大きな困難に直面する可能性が高くなります。コーチングは、相手が自分の課題に向かって確実に進むためのサポートを行うものです。支障があることは、決して悪いことではありません。目標を抱えるからこそ、支障やハードルが存在しているのであって、それを超えていく力はクライアントに備わっていると考えるのがコーチングです。そして、課題に取り組む前に障害にも目を向けることはコーチングにおいては不可欠です。楽観的な話ばかりしていると、後で挫折したり、計画が行き詰まったりするリスクも高まります。例えば、ビジネスにおける複雑なプロジェクトでは潜在的な障害を早期に把握し、対策を練ることが成功への鍵となります。教育やスポーツでも、目標に向けて予想される支障や不安を、先に言語化できれば、前に進む力はかえって大きくなります。例えば、相手が「新しいスキルを身につけたい」と考えている場合、コーチは次のような質問をします。 「そのためにどんなリソースや機会が必要ですか?」(達成に必要な要素を洗い出す質問)「どんな支障が予想されますか?」(潜在的な困難を明確にする質問)もし相手が「時間の確保が難しい」と答えたなら、その「時間が足りない」状況をさらに掘り下げます。そして、 「どれくらいの時間が必要ですか?」(課題の具体性を高める質問) 「どのようにして時間を確保したいですか?」(解決策の可能性を探る質問)「時間を確保できた場合、何が変わりますか?」(解決による影響を考慮する質問)といったさまざまな種類の質問を通じて、相手がなぜそれを障害と感じているのかという理由や、支障・ハードルを乗り越えるための様々な視点を積極的に引き出します。このプロセスでも、コーチは指示命令やアドバイスを与えるのではなく、クライアントが自ら考え、判断し、問題解決の策を見つけられるよう粘り強く促進します。このように、コーチングでは、目指す未来に進むための障害を考慮し、それに対応する行動を決めていくプロセスが欠かせません。このステップを忘れずに対話に取り入れることで、より実現可能性を高め、目標達成に向けて確実に進むことができます。人材育成や組織開発において、この「現実的な視点」は、計画の実行段階での失敗を未然に防ぎ、持続的な成果を生み出すために不可欠な要素です。(4)行動を具体化する現状を把握し、課題を設定し、障害やリソースを明確にしたら、次に具体的な行動を考える段階に進みます。このように、実際の行動に落とし込んでいくプロセスも非常に重要です。どんな素晴らしい気づきやアイデアも、行動へと結びつかなければ、現実の変化は生まれません。コーチングでは、相手に良質な質問を投げかけることで、それまで気づかなかった新しい視点や洞察が生まれることに一つの価値を置いています。これは、知識を教えるティーチングとは異なり、クライアント自身が内側から答えを引き出すことを重視するためです。人は、何かを自分一人で考え尽くすことが難しいものです。ついつい、独りよがりの考えになったり、視野が狭くなったり、同じことを堂々巡りで考えたりします。それによって、新しい気づきや、本当に求めている行動にはたどり着けないまま、止まっている状態の人も数えきれないほどいるでしょう。コーチングでは、一人では得られないような気づきや発見が得られる、これがコーチングの価値です。しかし、こうした気づきや発見を得ただけでは、実はコーチングは十分に機能したとは言い切れません。というのは、人が前進し、何かを実現していくためには、気づきから生まれた行動に進むことが不可欠だからです。セッションで得られた気づきを、具体的な行動に落とし込むことで、人は初めて課題解決や目標達成に実際に向かうことができます。例えば、いくら良い本を読んで、いくら良い研修を受けたとしても、得られた知識を業務や人生に活かすために、具体的な行動計画が必要なのと同じです。行動の具体化の場面では、例えば、相手が「プロジェクトマネジメントの成功」を課題として挙げた場合、「現在のプロジェクト管理でどのような問題がありますか?」と問いかけます。もし相手が「チームのコミュニケーションが不足している」と感じたなら、その課題に対応する具体的な行動について聴き、問いかけていきます。例えば、 「そのコミュニケーション不足を改善するためにはどんな方法がありますか?」(解決策のアイデアを引き出す質問)「具体的にコミュニケーションを高めるには何が必要だと感じますか?」(行動の要素を明確にする質問) といった質問をすることで、「週に一度の営業チームミーティングを設定する」などのアイデアが出てくるかもしれません。さらに、コーチは「そのミーティングを実現するためにどのような準備が必要ですか?」といった質問を通じて、具体的な行動や手段を描けるようにします。例えば、「議題を事前に準備し、全員のスケジュールを調整する」「ミーティングでは毎回5分間、最近の良い出来事を共有する」「感謝の気持ちを伝えるためのコミュニケーションボードを設置する」など、より具体的な行動がアクションとして挙がってきます。これはコーチ側が具体的に質問を重ねることで生まれてくる流れであり、気づきを利用して、具体的な行動に落とし込むプロセスです。人は具体的な行動しか実行できませんから、できるだけ具体的で本当にクライアントが動き出せるような具体的な行動が出てくるように関わるのがポイントです。なお、ここで大切なのは、クライアント自身が具体的な行動を導き出せるような質問をすること、つまり、コーチ側が指示や提案を与えないことです。コーチングの本質は、クライアントが自主的に考え、主体的に行動することでより良い未来を実現することを支援する点にあります。コンサルティングやティーチングとの決定的な違いは、ここにあります。その観点で、「●●の方法を試してみてください」「○○はうまくいかないと思いますよ、それはやめておいた方がいいでしょう」などの発言は避けましょう。指示や提案になってしまいます。結果として、クライアントの思考を制限し、本来の主体性、そして希望を奪ってしまう可能性があります。もったいないことです。コーチングは本人がみずから深く考えて、選ぶことを何よりも重視します。相手が自分で決めたからこそ、実際に行動に移せるようになると考えます。その考え方を基本としながら、具体的な行動をコーチングの中で明確にしていくことが、コーチングの効果を最大限に引き出すポイントとなります。組織の中でも、教育やスポーツの場面でも、一人ひとりが自発的に行動する価値観や文化を構築するために、コーチングのアプローチ手法は非常に有効です。(5) 振り返りと改善コーチングでは、振り返りをしっかり行い、それを基に行動を改善することも非常に重要です。継続的にコーチングの振り返りを実施することで、これまでにどのような進展があったかを共に確認し、本人は客観的に自分の状況を把握する機会を得ることができます。良い未来に近づくためには、意味のある行動とその振り返りが欠かせません。その意味で、コーチングの特徴のひとつである「継続性」は大事なキーワードです。セッションを行って、その後はやりっぱなしでは効果が半減します。やりっぱなしにせず、コーチとクライアントが、一緒に振り返りと改善のプロセスを踏むことの重要性がコーチングの本質である「継続性」という言葉に示されています。このセッションと振り返りのサイクルを回すことは簡単ではありませんが、継続することで、学習が深まり、能力の向上が図られます。クライアントはセッションとセッションの間に、自分で決めた行動に取り組んでいます。この取り組みについて効果的な振り返りを行うと、本人は必要に応じて軌道修正を行う機会になります。誰しも順調な時もあれば、悩み、つまずくときもあります。大事なことは、どんなことでも一緒に振り返ることです。コーチの支えのもとで振り返ってみれば、その後も自律的に課題に取り組む意欲を持ち続けることができます。上司が部下やメンバーの業務についてフィードバックを行う際も、教育やスポーツの場面でも、この振り返りと改善のサイクルを意識することが重要です。なお、コーチングでは、つまずきや失敗も成長の一部と捉えます。つまずきも失敗も、本人が新たな一歩を踏み出したからこそ得られる貴重な経験です。つまずいた時点で終わってしまうのは非常にもったいないことです。振り返りの中で、そのつまずきや失敗を分析して学び、意味を見出し、さらに新しい行動や戦略につなげることで、本人の持続的な成長力が一層強化されます。人生は困難の連続です。時には思いもよらないような出来事にも遭遇します。どんなことがあっても、それを良く振り返り、向き合った自分を認められる、このプロセスがあれば、人は人生に起きる困難を乗り越えるレジリエンスを身につけ、より高いレベルで活躍できるようになります。6. まとめコーチングは、クライアント自身が主体性を持って動き、成長していくためのパートナーシップです。コーチングの手法はビジネスの領域はもちろん、それを超えて広がりを見せています。スポーツの分野では選手のモチベーション向上やパフォーマンス改善に役立ち、教育の現場では生徒の自律的な学習を促します。個人のライフデザインやキャリアチェンジなど、人生の節目においてもコーチングは有効な支援技法となります。今回紹介した5つのステップを丁寧に踏むことで、どんな人でも自分の可能性に気づき、実際に望む未来へと近づいていくことができます。コーチはそのプロセスに寄り添い、質問を通じて気づきと行動をサポートする存在です。もし誰かの成長を支援したいと考えているなら、ぜひこのステップを意識しながら関わってみてください。コーチングの力が、きっと新たな変化を生み出してくれるはずです。当カレッジのプログラム詳細を案内する無料説明会も実施中です。ICF(国際コーチング連盟)認定スクールで体系的なカリキュラムを受けることができます。アカデミックで専門的な知識や技術を学ぶだけでなく、コーチとしての倫理やプロ意識を高めることもできます。説明会参加者様だけの受講費用割引特典もご用意しています。お気軽にご参加ください。説明会はこちらからお申込みいただけます。最終更新 2025年6月7日監修者プロフィール中原阿里:ICF国際コーチング連盟プロフェッショナルサーティファイドコーチ(PCC)、弁護士、公認心理師、上級心理カウンセラー、ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ代表、CLARIS法律事務所代表弁護士、法務博士。奈良女子大学英文科英語英文学科卒業、関西学院大学大学院司法研究科修了、米国イェール大学Science of Well-Being Course修了。弁護士として活動しつつ、2019年ウェルビーイングのためのアカデミックなコーチングスクール「ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ」を設立。創立以来講師を務め多くのコーチを育成しながら、上場企業からNPO法人、大学、裁判所まで幅広い対象にコーチング研修を提供。現役の弁護士かつプロコーチとしても多数のクライアントを支援する。著書に「弁護士業務の視点が変わる!実践ケースでわかる依頼者との対話42例 コーチングの基本と対応スキル」(日本加除出版)など。■関連記事・コーチングとは?効果や意味、メリット、学び方をプロコーチがくわしく解説・コーチングを学ぶ最適の方法は?自分にあう学習法やスクールの選び方を紹介・コーチングの効果的な勉強法は?学び方やおすすめのスクールの選び方について・【コーチングの質問とは?】質問の具体例をまとめた保存版リスト|避けるべき例も紹介・質問の価値を高めるコーチングスキル傾聴とは?NG例もあわせて解説・【2025年】国際コーチング資格取得について:特徴や選び方をまとめて解説・ウェルビーイングコーチングとは:意味や資格について徹底解説■人気記事・メンタリングとコーチングはどう違う?プロコーチが徹底解説・【GROWモデルとは?】コーチングの質問の型とすぐに使える具体的な質問例もあわせて紹介・コーチングの学びに自己理解が大切な理由とは?重要性と方法を解説・エゴグラムとは?5つの自我状態の特徴やコーチングへの活用法について解説