コーチングを進める中で、「話が広がりすぎてまとまらない」「クライアントに何を質問していいかわからなくなってしまう」といった経験はありませんか? これは多くのコーチが直面する「コーチ迷子現象」とも言える状況です。実は、この現象はセッションのテーマ設定に大きく関係しています。そもそもコーチングとは、答えを教える「ティーチング」や、専門知識で解決策を提案する「コンサルティング」とは異なります。コーチは、質問や傾聴、承認といった手法を通じて、相手の内面にある答えや可能性を引き出し、目標達成をサポートする人材育成の技術です。この目的を達成するためには、セッションのテーマを明確に設定することが不可欠となります。この記事では、コーチングの基本的な概念を抑えつつ、セッションをスムーズに進め、クライアントの気づきや成長を最大限に引き出すための、テーマ設定における5つのポイントを詳しく解説します。1. コーチングとは?他の支援との違いコーチングは、クライアント自身の中に存在する答えや可能性を引き出すことに焦点を当てます。コーチは、傾聴や質問の技術を用いて対話を行い、クライアントが自ら考え、行動するよう促します。これにより、クライアントは主体性を持って課題解決に取り組めるようになります。コーチングとティーチングの違いコーチングと似たかかわりにティーチングがあります。違いは、ティーチングは「教える」ことが役割である点です。指導者や先生が持つ知識や経験を、相手に分かりやすく伝達します。あくまで、教える側が相手に正しい答えを持っており、それをそのまま相手に与えることが前提となった関わりです。コーチングとコンサルティングの違いコーチングと似たかかわりにはコンサルティングもあります。違いは、コンサルティングは、特定の課題や問題解決のために、専門的な知識や分析を提供する点にあります。コンサルタントは、企業の経営課題や個人のキャリアの悩みに対して、自分が持っている高度な経験や知識を使って、最適な解決策や戦略を提案し、実行を支援するという役割です。相手の課題について高度な専門性を持つ人だけが担える役割です。コーチングは、ティーチングともコンサルティングとも異なり答えや解決方法を与えることはありません。あくまで、相手個人の内面にある力を引き出すことに特化した、独自の価値を持つ手法なのです。2.現代社会でコーチングが求められる理由現代は、VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代と言われ、変化のスピードが非常に速い傾向にあります。このような時代において、過去の経験や成功事例だけでは対応が難しい課題に直面することが増えています。従来の指示や命令といったマネジメント手法では、社員やメンバー一人ひとりの自発的な考え方や自主性を育むことが困難です。こうした背景から、個人のモチベーションや能力を最大限に引き出すコーチングが、組織開発や個人のキャリア形成において不可欠なスキルとして注目を集めています。コーチングは、個人のモチベーションを高め、主体性を発揮させ、目標達成を加速させます。管理職やリーダー層の立場の人がコーチングのスキルを習得することで、部下との信頼関係を構築し、チーム全体のパフォーマンスを向上させるリーダーシップを発揮することが可能になります。また、個人の悩みやキャリアの課題解決にも役立ちます。自分自身の内面と向き合い、価値観を見つけ、望む人生を実現するための第一歩を踏み出すためのサポートも行います。なお、ビジネスだけでなく、スポーツや教育、子育てにおいても、指導の形は大きく変わっています。上意下達方の指示命令的な関わりから、さまざまな問題が生まれています。現在では、いかにして本人の力を引き出すのか、という視点が主流となりつつあります。そこで、非指示的な関わりとして価値を持つコーチングが大きく注目されているのです。3.テーマ設定の5つのポイント多くのプロのコーチが実感するように、セッション実施の成果はテーマ設定の段階でほとんど決まってしまうと言っても過言ではありません。テーマが曖昧だと、話が広がりすぎてまとまらず、クライアントの成果や気づきにつながりにくくなります。クライアントの仕事や個人の目標達成に役立つセッションにするためには、テーマを適切に設定することが不可欠です。コーチングセッションを成功に導くためには、以下の5つのポイントを把握し、実行することが重要です。A 今日のテーマを確認するB テーマの具体性を高めるC テーマの意義や重要性を確認するD 今日のセッションのゴールを確認するE テーマについてクライアントに明確な合意をとる具体的に一つずつのポイントについて解説していきます。なお、コーチングの意義や流れについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。コーチングとは?効果や意味、メリット、学び方をプロコーチがくわしく解説A. 今日のテーマを確認するコーチングセッションには必ずテーマが必要です。目的を持たない対話は、雑談と同じです。したがって、まず、第一にすることは、今日のセッションテーマを聞くことです。「今日はどんな話をしたいですか?」とシンプルに尋ね、クライアントが自らの考えを言語化するよう促します。クライアントが話したいこと、課題に感じていることを明確にするように、はっきりとコーチが関わることが、絶対に欠かせない重要なファーストステップです。テーマ確認が明確になされていないセッションはコーチングとは言えない、と言っても過言ではありませんので、丁寧に向き合いましょう。具体的には、以下のような質問が必要です。「今日話したいテーマはどんなことですか?」「今日はなにをお話したいですか?」このような質問を問いかけると、クライアントは今日話したいことを話すはずです。例えば・「職場の人間関係について話したいのですが・・・」といった感じです。このファーストステップは、クライアントの悩みや課題の概要を把握し、セッションの方向性を決めるための土台を築く役割を担います。そこで、次のステップに移りましょう。B. テーマの具体性を高めるクライアントが話したいことを話した後にすることは、テーマの具体化です。コーチングセッションでは、テーマをできるだけ具体的に設定することが重要です。テーマが漠然としていると、セッションの方向性が定まりにくく、クライアントの気づきや行動につながりにくくなります。コーチが、セッション中に迷ってしまう要因の一つが、この具体化が不十分であったことに起因する場合が多いです。テーマが抽象的であると、その後のコーチングが終始、抽象的になってしまい、「あれ、なにを話しているんだっけ?」と混乱してしまうのです。この時点で具体化をしなければならない理由は、最初にクライアントが話したテーマが、抽象的であることが非常に多いからです。最初の話だしから、詳細な思いを語る人はそう多くありません。まずは概括的な表現を用い、つまり曖昧な抽象的な話として登場します。例えば、「職場の人間関係がうまくいかない」というテーマは、まだとても抽象的です。そこで、次のような質問で具体化を促します。「といいますと?」「もう少し詳しく教えてもらえますか?」すると、「部下への指導方法に悩んでいて、フィードバックをうまくできるようになりたいんです」などの話がでてくるかもしれません。このように、いきなりテーマに飛びつくことなく、テーマをいったん深掘りするような問いを立てましょう。これによって具体化が可能となるのです。すると、セッションの方向性が明確になり、コーチもクライアントも、このセッションでなにを話すのか、が明確になります。C. テーマの意義や重要性を確認するここで、テーマの重要性についても、はっきりと聞いてみましょう。テーマの意義や重要性について問うことは、ICF国際コーチング連盟が推奨している流れでもあり、クライアントにとってもセッションを質の高い時間にするという観点でとても有効です。クライアントが、数多ある事象の中から挙げたテーマには、たとえそれが一見些細なことであっても、必ず何らかの大切な価値観が反映されているものです。しかし、そのことにクライアントが気づいていないときもあります。こでコーチの出番です。具体的には、下記のような質問です。「そのテーマを選んだのは,ご自身にとってどのような意味があるのでしょうか」この質問により、クライアントは、テーマについて、別の角度から思考を巡らせた上で、セッションに臨むことができます。なお、この重要性について問う質問は、ゴール設定の問いの前でも後でもどちらもかまいません。ただ、ピン止めをする前には必ず立てたい問いです。これによって、クライアントは自分が課題についてどんな意味を抱いているのか、を、じっくりと考えることになるのです。コーチからしても、意外な思いや背景が語られて、ハッとすることもしばしばあります。こうしたやりとりは、コーチにとっても大事な意味を持つ経験です。なお、場合によっては、ここで意味や思いを話したことで、冒頭に話したテーマとは違うことを話したい、とクライアントが思うかもしれません。それでまったく問題ありません。むしろ、今日のテーマをしっかりと固めるために、必要な過程がうまく進んだ証とも言えるでしょう。D.今日のセッションのゴールを確認するテーマが決まったら、そのセッションで達成したいゴールを明確にすることが重要です。ゴールが不明確だと、話が広がりすぎて結論が出ず、具体的な行動につながりにくくなります。具体的には下記のような質問をしましょう。「このセッションが終わった時にどのような状態になっていたいですか」「どうなっていたら,セッションが成功したと言えるでしょうか」例えば、テーマが「部下への指導方法に悩んでいて、フィードバックをうまくできるようになりたい」だとします。このテーマに対して、セッションのゴールについて質問すると、「具体的に使えるフィードバックをまとめたい」かもしれませんし、「どのような時にフィードバックをするか決めたい」かもしれません。コーチは、クライアントがセッションを通して考えるゴールを、出せるように支援しましょう。なお、テーマを決める上で、重要な視点は、コーチが勝手に推測して決めてはいけないということです。このテーマなら、ゴールはこうだろう、と推察することはNGです。テーマと同じく、ゴールも決めるのはクライアントなので、必ずクライアントにゴールを聞きましょう。これは、クライアントが自らの意思でセッションを主体的に進めるための前提となります。E. テーマ・ゴールはクライアントに明確な合意をとるここまで来たら、改めて、テーマとゴールについて、明確な合意をとることが重要です。よくある失敗は、クライアントが発話したこと適当にコーチがまとめて要約し「じゃあ、○〇をテーマに話しましょうね」と決め打ってしまうことです。このように発言すると、多くの人は、「はい、そうですね、それでお願いします」と同意してしまいます。が、これではクライアントを主体としたかかわりとは言えません。テーマゴールを確定させるときには、改めて、クライアント自身に言葉にしてもらい、それについて合意を取るプロセスが重要です。「ここまで話されて、改めて今日などんな時間にしますか」「だとすると、今日のテーマは〇〇でいいですか」という流れの質問をしましょう。この問いと、クライアントからの合意をもって、テーマがいわゆるピン留めされたことになります。ピン留めされたテーマに沿って、ここからのセッションが一貫して展開されることになります。このプロセスは、セッション中に話がそれてしまった際に戻るためのベースにもなり、また、最後にセッション全体を振り返るためにも必要な軸となります。4.テーマ設定が失敗する原因対策慣れたコーチでも、コーチングをやりながら、「テーマ設定がうまくいかない……」と感じることはあるものです。ここでは、コーチが直面する困難な状況と、よくある対応、その解決策を分析します。原因1:抽象的なまま進める状況: 「人生を変えたい」「会社の経営を良くしたい」といった、抽象的な大きなテーマが出てきた。よくある対応:具体化せずに「では 今日のテーマは人生を変えるためにできること、で進めましょう。」などと、具体化せずに進める。対策: 大きすぎるテーマは、複数の課題が存在している場合がほとんどです。この場合は、クライアントの課題感を整理し、今回のセッションで扱う具体的なテーマに触れていく過程が必要です。例えば、「人生を変える」とはどんなイメージでしょうか。どんな背景からこのことを語られていますか?」といった質問で、具体化を進めることがポイントです。原因2:クライアントが本音を話せない状況: クライアントの表情や声のトーンが暗く、言葉に詰まる場面が多い。よくある対応:「ご自身がテーマを決めるのがコーチングなので何か決めてください」などと、クライアントにプレッシャーを与えたり、「前回お話されていた○○について話しますか?」などとコーチ側がテーマを提示する。対策: そもそも心理的な安全性が確保されていない可能性が考えられます。コーチは、傾聴や承認を繰り返し、共感を示すことで信頼関係を構築することが最優先です。クライアントに「何か話しにくい点はありますか?」と尋ねたり、「いまどんなことが浮かんでいますか?」などとその瞬間のクライアントの感情に焦点を当てた質問を加えることで、クライアントが抱える不安や感情を言語化しやすくします。原因3:コーチが焦ってしまう状況: 時間をかけてテーマ設定をするのを面倒に感じ、早くテーマを決めようとしてしまう。よくある対応:クライアントがテーマを決める段階で多岐に話が広がりそうになった時に、「で、今日のテーマは何にします?」「それって、○○をテーマにするということでいいですよね?」などと、たたみかけるようにテーマ設定に追い込んでいく。対策: テーマ設定は、セッションの成否を決めるといっても過言ではない不可欠なプロセスです。とはいえ、焦る気持ちは決して良い結果を生みません。そもそもテーマを決めることはクライアントにとっては簡単ではないこともあります。そのような状況のクライアントに対し、「とにかくテーマを決めてくれないと困る」といった気持ちが浮かんできた経験はないでしょうか。コーチが良いコーチングを提供しようとして、テーマを決めることに執着してしまい、なぜか相手を追い詰めるような状況になることが実際にあり得るのです。もし、そんな状況になったなら、そのときは「コーチングは誰のためのものなのか」を問い直しましょう。答えはもちろん、「クライアントのためのものである」に尽きます。どんな時もクライアントの現実に寄り添い、傾聴と承認を繰り返し、適切な問いを立てながら、クライアントが納得するまでじっくりと対話を行いましょう。クライアントの自主性を尊重し、自発的な行動を促すことがコーチングの大前提です。6.コーチングに求められる3つの能力コーチとして活躍するためには、特定の能力や技術の習得が不可欠です。これらは、日々の実践を通じて磨き上げられるものであり、テーマ設定に置いてもこれらの3つのスキルを使いこなすことは必要です。1. 傾聴力相手の話をただ聞くだけではなく、言葉の背後にある感情や意図を深く理解しようとする姿勢です。クライアントが何を感じ、何を考えているのかを共感的に捉えることで、信頼関係がより強固になります。2. 質問力相手が自ら考え、答えを自分の内側から探す過程を引き出す質問の力です。「なぜ?」や「どうして?」といった詰問するような質問ではなく、「その背景にはどんな思いがあるのでしょうか?」といった、テーマ設定に即した、かつ、奥行きや幅を広げるような質問が効果的です。3. 承認力相手の存在や行動、状態をジャッジしたり、決めつけたりすることなく、ありのままに認め、尊重する力です。承認は、クライアントのモチベーションを高め、自信を育む上で重要な要素です。そのため、テーマ設定においても、コーチは一切のジャッジを排除し、クライアントの状態を受け止めて認める態度で臨みましょう。7.組織でのコーチング活用と効果現在、多くの企業や組織が、人材育成や組織開発の一環として、コーチングを導入しています。その活用の目的は多岐にわたります。(1) 管理職向けコーチング管理職は、社員のモチベーションを引き出し、自発的な働き方を促すことが求められます。コーチングは、部下の悩みを聞き、それぞれが自らの力で解決できるように促すための有効な手法です。リーダーシップを向上させ、チーム全体のパフォーマンスを高める上で役立ちます。(2) 社内コーチング制度の構築人事部門が中心となり、社員がコーチングを学ぶ機会を提供したり、社内にプロのコーチを配置したりする制度を構築する企業も増えています。これにより、組織全体のコミュニケーションが活性化し、社員一人ひとりの能力を高めることが可能になります。(3)個人のキャリア開発社員が自分自身のキャリアについて深く考える機会として、コーチングセッションが提供される場合もあります。キャリアの悩みや目標を整理し、新たな一歩を踏み出すサポートを行います。(4) 組織全体のパフォーマンス向上コーチングは、組織全体のコミュニケーションや意思決定のプロセスを改善し、より良いチームワークとエンゲージメントを構築することが可能です。人材の開発や、組織開発の戦略として利用されることも多く、高い成果が期待できます。8.コーチングを学ぶには?プロのコーチを目指す方、あるいは管理職としてコーチングスキルを習得したい方にとって、コーチングスクールは体系的に学ぶための最適な場所です。しかし、数多くあるスクールの中から、自分自身に合った良いスクールを見つけ出すのは難しいかもしれません。(1) 認定資格の有無と信頼性国際コーチング連盟(ICF)などの権威ある団体から認定を受けているスクールは、一定の基準を満たしたプログラムを提供している証拠です。信頼できる証明として、プロのコーチを目指す上では不可欠な要素となります。(2) 講師陣の実績と専門性コーチとして実績が豊富で、専門的な知識や経験を持った講師から学ぶことで、より実践的なスキルを習得できます。指導者がどのような分野で活躍しているか把握することも重要です。(3) プログラムの内容とスクールの価値観理論だけでなく、実践的なロールプレイングやフィードバックの機会が豊富に用意されているか確認しましょう。無料のセミナーや個別相談を活用して、自分に合った学習内容か把握することが役立ちます。また、そもそもスクールがどんな価値観で存在するのか、これも大事なポイントです。自分自身の価値観に照らし、価値観の合うスクールを選ぶと、自分と同じような感覚を大事にする多様な分野の人にも出会え、人生を広げられます。(4) 継続的なサポート卒業後も継続して学習できるコミュニティや、最新の情報を提供してくれる体制が整っているかどうかも重要な点です。プロとして活躍し続けるためには、常に学びを行う姿勢が求められます。ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジのように、ウェルビーイングをつなぐという価値観を元に創られたスクールも存在します。自分の目的や価値観に合わせて、最適な選択を行うとよいでしょう。9. テーマ設定のポイントまとめ本ブログで解説した5つのポイントを意識して、テーマ設定を行ってみましょう。テーマ設定を明確にすることで、クライアントとのコミュニケーションがより深まり、セッションの効果を最大限に引き出すことができます。「コーチング」とは、相手の可能性を引き出し、主体性を促すことで、目標達成や自己成長をサポートする技術として、いまや広く社会に必要とされるスキルとなっています。コーチングを学ぶことは、自分自身だけでなく、周りの人々の可能性を引き出すための強力なツールを手に入れることでもあります。コーチングを学び、より実践的なスキルを身につけたい方には、本格的なコーチングスクールでの学びに入ることもお勧めです。ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジは、「ウェルビーイング」を冠する日本で唯一のICF国際コーチング連盟による公式認定コーチングプログラムを提供しています。充実した内容で、コーチングのマインドとスキルをバランスよく、ビジネス観点からも心理観点からもアカデミックに学びたい方、ウェルビーイングをつなぐという価値観に合致する方、に特におすすめです。監修者プロフィール中原阿里:ICF国際コーチング連盟プロフェッショナルサーティファイドコーチ(PPCC)、弁護士、公認心理師、上級心理カウンセラー、ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ代表、法務博士。奈良女子大学英文科英語英文学科卒業、関西学院大学大学院司法研究科修了、米国イェール大学Science of Well-Being Course修了。弁護士として活動しつつ、2019年ウェルビーイングのためのアカデミックなコーチングスクール「ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ」を設立。創立以来講師を務め多くのコーチを育成しながら、上場企業からNPO法人、大学、裁判所まで幅広い対象にコーチング研修を提供。取材インタビューは、プレジデント、ライフシフトジャパン、産経新聞など多数。著書に「弁護士業務の視点が変わる!実践ケースでわかる依頼者との対話42例 コーチングの基本と対応スキル」(日本加除出版)など。最終更新 2025年9月10日■関連記事・コーチングとは?効果や意味、メリット、学び方をプロコーチがくわしく解説・コーチングを学ぶ最適の方法は?自分にあう学習法やスクールの選び方を紹介・【コーチングの質問とは?】質問の具体例をまとめた保存版リスト|避けるべき例も紹介■人気記事・ー2025年版ー【プロコーチが選ぶ】コーチングの学びにおすすめ本7冊と効果的な学び方とは・コーチングの学びに自己理解が大切な理由とは?重要性と方法を解説・ICFコーチング資格の難易度比較|ACC・PCC・MCCの取得要件と実践のポイント・ウェルビーイングコーチングとは:意味や資格について徹底解説