コーチングにおいて、クライアントが安心して本音を話せる環境をつくることは極めて重要です。その鍵となるのが「ラポール」、つまり信頼関係です。この関係がなければ、どんなに優れたコーチングスキルも十分に機能しません。本記事では、ラポールの基本的な概念から、なぜそれがコーチングに不可欠なのか、そして具体的にどのように築いていくのかについて、コーチングを学びたい方に向けて、国際プロコーチが深く解説します。コーチングに興味がある方はもちろん、マネジメント層の方、管理職を目指す社員、そしてティーチングや指示だけでは部下の育成に限界を感じている方々、そして教育や子育てに従事する方にもお役に立つ記事です。1. コーチングとティーチングの違いコーチングとは、対話を通じて相手の内側にある答えや可能性を引き出し、自律的な行動を促すコミュニケーション手法です。コーチはティーチングのように知識やスキルを一方的に教えたり、指示・アドバイスのように、具体的な考え方や行動を伝え、命じることはありません。クライアント本人が自身の課題や目標を明確にし、解決策や望む方向性を自身で見つけ出すプロセスを支援します。このように相手の本質的な思いやありたい状態にフォーカスする点が、ティーチングや指示との最も大きな違いです。クライアントを中心とした関わりとも言われます。なお、組織においては、管理職が部下の主体性を育み、潜在能力を引き出すための重要なマネジメント手法として求められています。特に、変化の激しい現代においては、トップダウンの指示だけでは対応できない複雑な課題が山積しており、社員一人ひとりが自身で考え、行動できる性質を育むことが、組織全体の成果に直結する重要なカギとなっています。また、働くひとりひとりの充実感やエンゲージメントの上昇も、生産性や離職率に大きな影響を与えることが知られるようになり、多くの企業はエンゲージメントやウエルビーイング度のサーベイを行うようにもなっています。コーチングは、これらの数値に良い影響を与えることから、こうした現代の要請にも応えるものとして、近年大きく注目されています。2. ラポールとは?信頼関係の重要性(1) ラポールの定義とは?ラポールとは、フランス語で「関係」や「つながり」を意味する言葉で、人と人との間に築かれる「信頼関係」のことです。もともとは心理学や心のセラピーの分野で、カウンセリングを円滑に進めるための重要なコミュニケーション手法として使われてきました。近年ではその概念が広がり、ビジネスシーンやチームビルディングにおいても話し手と聞き手の間に、また、メンバー間に築かれる信頼関係を示す言葉として広く活用されています。なお、ラポールとは、単に「仲良し」になることとは違います。表面的な親しさやフレンドリーさを示すものではなく、ラポールとは相手が「この人になら何を話しても安全だ」と感じる、心理的な安全性の基盤を築くことです。非常に奥深いものだといえます。(2) ラポールが必要な心理背景では、なぜラポールが人の関係性にとって重要なのでしょうか?それは人が誰しも持っている心理的な背景に由来します。人は誰しも、「自分が否定されるかもしれない」、「何らかの評価を下されるかもしれない」、「話したことが否定されるかもしれない」、「自分が話したことで、無能だと思われてしまうかもしれない」、という不安を抱えています。実際、何かを話した後に、相手から否定されて、「話さなければよかった」「この人には自分のことを打ち明けるのは二度と止めよう」と思った経験を持つ人の多いはずです。人は、誰かに何かを伝えることに、大きな不安や恐怖心を持っています。これは、自然な防衛反応であり、これ自体決して悪いものではありません。しかし、この状況では、自分の本当の気持ちを伝えたり、話したりすることで、気持ちを整理したり、考えをまとめたり、それを形づくっていくことができなくなります。人が自分の内側を語ることは、未来を描くためにとても有益なことです。だからこそ、話をする際には、その相手に対して、「何を言っても否定されない」「ジャッジされない」という安心感を抱けるかどうか、これが非常に大きな意味を持つわけです。話を聞く側からすれば、自分が相手にこの安心感を与えらえるかが決め手です。この安心感がこそが、ラポールによって生まれるのです。3. コーチングにラポールは必要?コーチングは、コーチとクライアントの対話そのものです。この対話を通じて、クライアントは自身の内面にある知識や課題、そして潜在的な能力に気づき、目標達成に向けて自律的に行動できるようになります。しかし、その対話が表面的なもので終わってしまうと、コーチングは期待される成果を生み出せません。(1) 深い対話と行動変容を促すティーチングや指示は、一方的に知識や正しい方法、解決案を伝えるものです。これに対し、コーチングはクライアントが自身で答えや道のりを見つけ出すプロセスをサポートします。このプロセスにおいて、ラポールは不可欠です。本音を引き出すクライアントがコーチを信頼していなければ、課題の根底にある本音や、本当の目標、気持ちや感情を話すことは決してありません。そうすると、コーチ側からすれば表面的な情報しか得られないことになります。すると、コーチはクライアントの内面に届くような、的確な質問を投げかけることができません。結果として、クライアントは深い気づきや発見を促すことが難しくなり、コーチングの価値が失われてしまいます。心理的な安全性の確保ラポールは、クライアントが失敗や弱み、自分で自分をネガティブに感じているような事柄についても話すことを恐れない環境を作り出します。たとえば、管理職が部下に対してコーチングを行う場合、部下が管理職を信頼していなければ、課題や悩み、抱えている困難を正直に打ち明けることはできません。悩みを話せば、評価が下がってしまうのではないか、とか、馬鹿にされるのでないか、という不安があるからです。しかし、真のマネジメントの観点からすれば、メンバーやチームの課題感や悩みを共有できてこそ、成長を支援できるはずです。こうした状況を打破し、相手が自分の弱いところや悩みさえも語れる信頼関係のために、ラポールが必要なのです。行動へのモチベーション向上ラポールを通じて、コーチとクライアントは共通の目標に向かう仲間や同志のような関係になります。もちろん、実際に考えて行動するのはクライアント自身ですが、そのクライアント自身の勇気やモチベーション、歩み出す力が生まれるためには、自分を信じて支えてくれる存在が不可欠です。これにより、クライアントは「自分は一人ではない」と感じ、困難な行動にも前向きに取り組む性質が高まります。ラポールで結ばれた関係は、相手の成長や一歩を真に願う力強いエネルギーを生んでいくのです。(2) ラポールは「生き物」なお、ラポールとは、一度築いたら永久に続くものではありません。架け橋というくらいですから、どんなに信頼の架け橋をかけたとしても、時には、ちょっとした言葉や態度、表情の変化で壊れてしまうことがあります。このことをコーチ側はよく覚えておきましょう。つまり、コーチには、コーチングセッションのたびに、丁寧にラポールを構築していく真摯な意識が求められます。信頼関係ができているからと安心して、いわば、クライアントとの関係に胡坐をかくような態度はNGです。そのためには、クライアントのその日の状態や感情に合わせて、柔軟に接し、常に「あなたに寄り添っています」というメッセージを伝え続けることが大事なのです。4. ラポールを築く3つの基本要素ラポールを築くためには、信頼関係を構築するスキルを身につけることが重要です。特に、以下の3つの要素が効果的だとされています。(1) ペーシング:相手に合わせる技術ペーシングとは、クライアントの話し方や態度、感情に寄り添い、自然に歩調を合わせることを指します。これは、相手の「ペース」に自身のペースを合わせることで、一体感を生み出す一つのスキルテクニックです。話すスピードとトーン: 相手が落ち着いた口調で話しているときは同じように穏やかなトーンで対応します。逆にエネルギッシュな雰囲気ならそれに合わせたリズムで話すことで、クライアントに安心感を与えます。呼吸のペーシング: 意識的に相手の呼吸のペースに合わせることで、より深いレベルでの同調を促すことも可能です。感情のペーシング: 相手が不安を感じているなら、その感情に寄り添うように、共感的な言葉をかけます。「それは不安ですよね」といった言葉が、相手の心を開くきっかけになります。この「相手に合わせる」姿勢が、心の距離を縮め、信頼関係の土台となります。なお、ペーシングがうまくいくためには、相手の状態をしっかりと観察し、尊重する姿勢が前提となります。(2) ミラーリング:相手の言動を鏡のように映すミラーリングは、相手の動作や表情、姿勢などをさりげなく真似ることで、無意識のうちに親近感を生み出す手法です。これは、行動心理学にもとづき、人間が自分自身と似ている存在に好意を抱く基本的な性質を利用したものです。動作: クライアントが手を挙げて話している場合、コーチも自然に手を挙げるようにするなど、相手の一定の動作に自然に合わせていくことです。動作はその人の心の動きや化感情の移り変わりを如実に表してます。これが同期することで、相手は「この人は自分と似ている」「何か心が通じているようだ」と、無意識に感じやすくなります。表情: 相手が微笑んだら、コーチも笑顔を返す。真剣な表情になったら、自身も真剣な表情になるといった手法で、表情を合わせていくスキルです。人の表情は瞬時に多彩に動いているので、それを繊細に把握しながら、ミラーリングを行っていきます。姿勢: 相手が少し体を前に傾けているなら自分も同様に傾ける、かかとを外に向けているなら、自分の同じようにしてみる、といったミラーリングです。姿勢のミラーリングは、話に熱心に耳を傾けている姿勢を伝えることができるとともに、感情的な一体感を生み出すことになります。なお、ペーシングもミラーリングも、わざとらしく模倣すると逆効果になるため、あくまで自然な形で行うことが大切です。また、ミラーリングやペーシングに必死になり、コーチ側が本来のクライアントの存在や話の内容に集中できない、ということもありがちな失敗です。あくまでクライアントを大事にするためのスキルの一つに過ぎない点はよく理解しておきましょう。(3) バックトラック:相手の言葉を繰り返すバックトラッキングとは、クライアントが発した言葉をそのまま、あるいは要約して繰り返すことで、相手に「きちんと話を聞いてもらえている」と実感をしてもらう技術です。これは、相手への共感と理解を深める上で非常に強力なツールです。キーワードの繰り返し: クライアントが「最近仕事がとても忙しくて大変なんです」と言ったときに、「お仕事がとても忙しくて大変なんですね」と返すことを指します。言い換えやまとめをすることなく、クライアントの言葉をそのまま返すのがポイントです。特に、クライアントが感情や気持ちに触れた際に、その心情をバックトラックすることで、単なる言葉の繰り返しではなく、相手の感情への共感も大きく示すことができます。要約サマライズ: クライアントの長い話を聞いた後、「〇〇という課題があって、目標に向けてどうすれば良いか悩んでいるということでしょうか?」などと要約することです。これにより、コーチが、相手の話したことをよく理解していることを明確に伝え、また、クライアントが自分の言葉を整理する手助けにもなります。整理されたことで、新たな気づきが生まれやすくなり、大きな一歩が進みだすことも、実際のコーチングセッションで見られる現象です。ただし、要約を頻繁に入れると、クライアントは、自分の話がすぐにまとめられる抵抗感や、要約がずれたときの落胆などを感じてしまう可能性があります。要約やまとめは、安易に行うことは禁物です。必要最小限に、かつ、的確なタイミングで行うことを意識しましょう。こうしたスキルをうまく適切に使うことにより、クライアントは安心して自己開示しやすくなります。ただし、どの技法も、多用しすぎると違和感や不信感を与えかねません。どれも、あくまでクライアントとの信頼関係を築くために行われなければ意味がありません。コーチ側の自己満足や、技法のための技法にならないように、あくまでクライアントにとって適切な範囲内で行いましょう。5. ラポールがもたらすメリットとはラポールがしっかり築かれることで、コーチングの場がより効果的になり、双方にとって良い影響をもたらします。さらに、この信頼関係は個人の成長に留まらず、組織全体の知識共有や課題解決能力の向上にもつながります。改めてラポールがもたらすメリットを整理してみましょう。(1) クライアントが内心を打ち明けやすくなるラポールがあることで、クライアントは安心して自分の気持ちや考え、課題を表現しやすくなります。例えば、管理職が部下にコーチングを行う際、指示やティーチングでは見えてこなかった本音や、自身では気づいていなかった能力や違いに気づくことができます。質問への正直な回答: 質問の意図がわからない場合や、答えにくいと感じる場面でも、正直に「わからない」「答えたくない」と伝えられるようになります。これにより、コーチはより適切な質問を組み立てることができます。失敗の共有: 失敗を隠すのではなく、それを課題として共有することで、次の目標に向けた具体的な対策を立てることができます。この性質は、組織内の風通しを良くし、建設的な議論を促します。このように、クライアントが無理をせず本音で話せる環境が整うことは、コーチングの質を高めるうえで非常に重要です。(2) コーチが質問しやすくなるラポールによって、コーチとクライアントの間に「安心・安全な場」が生まれると、コーチも本質的な問いを投げかけやすくなります。クライアントにとって少し踏み込んだ質問でも、信頼関係があることで受け入れられやすくなり、深い気づきにつながる可能性が高まります。「なにがあなたをそう思わせたのでしょうか?」 信頼関係がなければ、時として、この質問は相手を追いつめるように聞こえることがあります。しかし、ラポールが築かれていれば、「あなたの考えの背景を理解したい」という意図が伝わり、クライアントは安心して自身の考えを深掘りしやすくなるでしょう。「それはあなたが本当にのぞむことでしょうか?」 いわゆるクローズドクエスチョンで、相手の内側に思い切った問いを立てる質問です。こうした問いは、表面的な目標ではなく、クライアントの真の思いや価値観について問う質問も、信頼があってこそ成り立ち、その価値が増してくるものです。こうした深い問いかけはラポールがしっかりあるからこそ、より意味が出てくるものです。その結果、クライアントの思考を整理し、目標達成に向けた具体的な行動計画に落とし込み、より良い未来を描くための手助けとなります。(3) コーチとクライアントが協同関係にコーチングは、コーチが一方的に導くものではなく、クライアントとともに作り上げるプロセスです。そのため、ラポールのもとに、お互いが対等な立場で協力し合える関係が生まれることで、コーチングは単なる対話ではなく、信頼と共創の場となります。協働的な問題解決: クライアントの課題を、コーチが解決しようとしてはいけません。コーチとクライアントはセッションの中で、互いに協力して解決策を探る関係です。あくまでクライアントが未来や解決を描く過程をコーチが支援するという協力関係です。そのために、ラポールが意味を持ちます。組織の風土改革: 管理職が部下に対してラポールにもとづくコーチングを実践することで、組織全体にオープンなコミュニケーションと相互信頼の風土が醸成されます。これにより、社員一人ひとりのエンゲージメントが高まり、組織全体の成果向上に繋がります。これは、企業だけでなく、スポーツのチームや家族関係など、あらゆる人の集まりに適用できる考え方です。6. 非言語コミュニケーションとは3つの基本要素に加え、さらにラポールを強化するためには、非言語コミュニケーションを意識することでラポールが深く築ける可能性が高まります。応用的な意味もかねて、ラポールに効果的な非言語的コミュニケーションを紹介します。(1) アイコンタクト 相手の目を見て話すことは、真剣に話を聞いているという意思表示になります。目を安易にそらすことや、また、スマホや別の事柄に目を移してしまうことは避けましょう。そもそも、自分がどこに視線を置いているのか、コーチは自分を観察しておくことが重要です。ただし、じっと見つめすぎると威圧感を与えてしまうため、適度なアイコンタクトを心がけましょう。(2) 相づちと頷き話を肯定するような相槌や頷きは、「あなたの話に共感しています」というメッセージを伝え、相手の安心感を高めます。相槌にもいろいろなバリエーションがあり、「はい」「ええ」「おお」「なるほど」「そうでしたか」「それはそれは」「それでどうなりました」など、数えきれないほどです。自分がどんな相槌を普段しているのか、それはどんな効果をもたらしているのか、どんな癖があるのか、意識して振り返ってみるといいでしょう。(3) 姿勢と表情オープンな姿勢(腕組みをしない、体を相手に向けるなど)や、柔らかい表情は、親しみやすさを生み出し、ラポールを築きやすくします。逆に、姿勢や表情ひとつで、話を聞いていない感じや、見下されたような印象さえ与えてしまう可能性もあります。どんなに真剣に聞いていても、それが相手に伝わらなければラポールは生まれません。コーチは、必ず、姿勢と表情に責任をもってかかわりましょう。7. ラポールが破れた時の対処法どれだけ真剣に向き合い、注意していても、何らかの理由でラポールが崩れてしまうことはあります。例えば、コーチの不用意な発言や、クライアントの心理的な抵抗などが原因となる場合があります。ラポールが破れたと感じた時は、以下のステップで対応してみる方法をお勧めします。(1) まず謝罪する 意図しないことだったとしても、「不快な思いをさせてしまっていたら申し訳ありません」と、まず相手に寄り添う言葉をかけます。(2) 正直に話す 「もしかして、私の発言で何か気になる点がありましたか?」など、正直に自身の気づきを伝えます。わかったふりをしたり、違和感を感じながらそれをスルーすることが無いようにしましょう。(3) 対話を通じて再構築する 相手が話してくれる言葉を必ず真摯に受け止めましょう。丁寧に耳を傾け、再びペーシングやバックトラッキングなどのスキルを用いてしっかりと聴きます。そのうえで、改めて、話してくれたことへの感謝を伝えながら、どんなふうに話を進めるのか、クライアントと共にセッションを築いていく姿勢を示します。こうした姿勢から、ラポール、信頼関係を丁寧に築き直します。8. コーチングとラポール まとめラポールは、相手との信頼関係を築く上で最も大切な要素の一つです。これは、コーチングの場に限らず、ビジネスや日常生活にも活かせる普遍的なスキルです。特に、マネジメント管理職として部下の成長を促し、組織の成果を最大化するためには、ティーチングや指示に加え、部下一人ひとりの課題や目標に寄り添い、本音を引き出すコーチングの視点が不可欠です。その土台となるのが、ラポールです。ラポールが築かれることで、信頼と安全に基づいた対話が可能となり、結果として、コーチングの質が向上し、クライアントの深い気づきや行動変容につながります。そして、これは社員やチームメンバーの主体性を高め、組織の目標達成に貢献する重要な要素となります。ぜひラポールを意識して、信頼関係を構築し、自身のリーダーシップをさらに高めていきましょう。コーチングをもっと深く学ぶならこの記事では、ラポールの意味や構築の仕方、コーチングとの関係について説明してきました。ラポールの概念の理解を深め、その重要性を認識した方は、次のステップとして実践的なスキル習得を検討してみてはいかがでしょうか。ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジは、「ウェルビーイング」を冠する日本で唯一のICF国際コーチング連盟による公式認定コーチングプログラムを提供しています。知識やスキルだけでなく、コーチとしてのマインドセットを兼ね備えたウェルビーイングコーチングを習得することができます。管理職としての自身の成長だけでなく、人間的な成長や、自分が関わる人や組織全体のウェルビーイング向上に貢献したいと考える方に向けた学びを提供しています。監修者プロフィール中原阿里:ICF国際コーチング連盟プロフェッショナルサーティファイドコーチ(PCC)、弁護士、公認心理師、上級心理カウンセラー、ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ代表、CLARIS法律事務所代表弁護士、法務博士。奈良女子大学英文科英語英文学科卒業、関西学院大学大学院司法研究科修了、米国イェール大学Science of Well-Being Course修了。弁護士として活動しつつ、2019年ウェルビーイングのためのアカデミックなコーチングスクール「ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ」を設立。創立以来講師を務め多くのコーチを育成しながら、上場企業からNPO法人、大学、裁判所まで幅広い対象にコーチング研修を提供。インタビュー記事はプレジデント、ライフシフト、産経新聞など多数。著書に「弁護士業務の視点が変わる!実践ケースでわかる依頼者との対話42例 コーチングの基本と対応スキル」(日本加除出版)など。最終更新 2025年9月5日■関連記事・コーチングとは?効果や意味、メリット、学び方をプロコーチがくわしく解説・コーチングを学ぶ最適の方法は?自分にあう学習法やスクールの選び方を紹介・【コーチングの質問とは?】質問の具体例をまとめた保存版リスト|避けるべき例も紹介■人気記事・ー2025年版ー【プロコーチが選ぶ】コーチングの学びにおすすめ本7冊と効果的な学び方とは・【GROWモデルとは?】コーチングの質問の型とすぐに使える具体的な質問例もあわせて紹介・コーチングの学びに自己理解が大切な理由とは?重要性と方法を解説・ICFコーチング資格の難易度比較|ACC・PCC・MCCの取得要件と実践のポイント・ウェルビーイングコーチングとは:意味や資格について徹底解説