2023年12月31日の代表コラムです。1年の最後に一年の出来事を振り返る方も多いのではないでしょうか。良い年末になるように,一年の振り返りを,ちょっとウェルビーイングに変えてくれる方法をご紹介します。キーワードは「感謝」です。まずは,今年の出来事を一つずつ想起します。自分が頑張ったこと、大変だったこと、なんでも構いません。何か一つ思い出したら,別の出来事に思いを移す前に、その出来事に関わる「感謝」をグッと思い出してみるのです。例えば,「難しい仕事を一つやり遂げた」としたら,その時にお世話になったこと,感謝する人などを順々に挙げていくのです。メンバーにピンチの時に助けてもらった失敗したとき「しょうがないよ,次はがんばって!」と許してくれた取引先さん落ち込んでるときに,ふらっと入った定食屋の親子丼が美味しくて心に沁みたどんなことでも構いません。自分が何かに取り組んでいたとき、きっと誰かに支えられていたはずです。その支えは,目には見えないものも含まれます。上記の定食屋さんをとっても,店主の努力もあれば,店を掃除するバイトさんもいて,食材もその飼料も,お箸もお椀も,国内はもちろん世界中のあらゆるところから生まれたものが海を越え集まって,一食の親子丼となり私たちをほっと笑顔にしてくれるのです。私たちは,いつも1人ではありません。大いなるつながりの中に常にいます。そう,出来事を振り返る時にひとつひとつに感謝を添えること。それは,大いなるつながりを思いだす機会でもあります。こうして感謝とつながりを振り返ったら,その感謝をぜひ伝えてみましょう。これは,まさに感謝の循環であり,「ウェルビーイングをつなぐ」ことでもあります。世界はいま分断が進み,悲しいニュースも多い年でした。自分に何ができるんだろうと,もどかしく感じたこともあったのではないでしょうか。年末年始,普段会わない人に触れる機会も多いかもしれません。お久しぶりの人にも,いつもの人にも,遠い人にも,近い人にも,大いなるつながりに思いを馳せ,感謝の気持ちを,普段より「大盛り」にして伝える時間にしてみませんか。そうすることで,みなさんひとりひとりにも,そして,この世界にもウェルビーイングがたくさん循環していきますように。心から願う2023年12月31日でした。当カレッジが提供するウェルビーイングコーチングについては、こちらで詳しく説明しています。