当カレッジは月に一度、代表が直接お話するセミナーを開催しています。当カレッジの在校生・修了生の方は全員無料で参加できる場です。ウェルビーイングコーチングや傾聴に関わるテーマが多いですが、今月のコーチングライブは、1月1日の能登半島地震を受けて、特別編『サイコロジカル・ファースト・エイドの基礎ー支援の輪を掌にー』を開催しました。サイコロジカル・ファースト・エイドとは、災害や事故などで被害を受けた方々に早期の心のケア(心理的応急措置)を提供する国際プロトコルです。被災は言うまでもなく身近なもの。また,大災害や事故でなくても,人生で何かを喪失することは誰にでもあり,喪失状態の人にかかわることも,また,誰にでもあり得ることです。当日のアジェンダ・言いがちだけどいってはいけないこと・実際こんな場面であなたならどうする?・いつでもできる具体的なケアの手法・支援者が被災者の力を奪わない心構えなお、これらには、支援を行いつつ、クライアントの可能性や本来持っている力を信じ尊重する、というコーチングの理念にも通ずるものがたくさんあります。参加者の方からは、知らないことも多かった。悪気なくその言葉をかけたことがあったかもしれない、誰でも知っておきたい自分ごと、とても大切なこと、などの感想が上がりました。日本は災害大国、災害は止められなくても、その後の互いのケアの力を高めることはできます。それは、この社会の基盤を整えることにも繋がっていると考えられます。ウェルビーイングをつなぐ、のミッションのもと、当カレッジはこれからも支援の輪を繋いでまいります。