第3講義は、エゴグラムを用いた自己理解とコーチングに関する講義です。交流分析で用いられるエゴグラムは、他者と関わる際の特徴を示す検査であり、自己理解と創造的な行為を促進する「技法」としても活用できます。本講座では、自分の特性を理解するだけでなく、当カレッジ独自のGRROOWWモデルを使って、エゴグラムの特性をどのように活かすかを考えるコーチングセッション時間もあります。コーチがクライアントの自己変容を支援するには、コーチ自身の理解を深めるプロセスが欠かせません。受講生の方からのお声・受講前はエゴグラムは参考程度と考えていたが、せっかく行ったエゴグラムをコーチングに取り入れ、ゴール設定にも活用できるということを理解できた。積極的に活用していきたい。・エゴグラムを通して自分自身や他人の心理状態に対する理解が深まり、バランスの取れた状態にするにはどうすれば良いのかが具体的に見えてくるので、とても助かっていると感じてます。・受講前はあまり自分と他人の考え方や物事への感じ方が全く違うかもしれないということはわかっていたが、その具体的な理由やタイプ分けは出来なかった。受講後はその違いや理由がはっきりと見えてきたので、より他人を理解することができ、自分も足りない部分を補える方法が見えてきた。・受講前は、エゴグラムの検査結果だけを見てもそれほど自己洞察や内省が深まったとは感じませんでした。受講後は、自分自身のありたい姿とエゴグラムの結果を掛け合わせることで、傾向だけでなく対策・行動まで思考が進みました。・エゴグラムを自分自身でもやってみて、自分の自我状態の傾向が分かったことはひとつ学びでした。しかしそれ以上に、他のカレッジ生の方のエゴグラムやありさんの解説を聞く中で、「本当にみんなそれぞれ結果が違う」「そのテストをやったときの状況によっても結果が違う」「誰もが5つの自我状態を少なからず持っていてグラデーションである」などを身をもって学び、深く学べたことが特に印象に残っています。