アドバンスクラスday3/4は、ナラティブ・アプローチをメインとした内容です。ナラティブ・アプローチとは、心理学のアプローチの一つで、人の人生や想いを物語で語ることを意味しており、人は自分の物語を生きているという前提にたちます。クライアントに対する問いかけや、言葉の理解に深みを持たすことができるとともに、コーチが、自分自身を理解する上でも、新しい切り口を得ることができます。受講生さんの間でもかなり人気のプログラムでもあります。受講生の方からのお声・受講前は、コーチングとは、テーマに沿って深ぼっていくというイメージでしたが、ナラティブストーリーを学んだことで、クライアントとテーマを中心にその方のストーリーを感じ全体観として関わり、ともに可能性を最大化していく創造的なプロセスだということが体験をもって理解できた。・ナラティブアプローチの「外在化」が特に印象に残っています。自分の困ったところに名前を付けてワークの質問に答えてみると、自分のことを客観的に捉えることができ、自分のことを理解するのに役立つと感じました。また、職場などでも、心理的安全性を気付くきっかけとしてやってみると面白そうだなと思いました。・講座の中で仲間のコーチングを受けて、自分自身の中に眠っている未来へのわくわく感に気付くことができて、自分にとってとても重要な気付きだった。・ひとりひとりに物語があり、その物語に耳を傾けることの豊饒さについては、よく知っているつもりでしたが、外在化やディスコースという概念によって、どのようにそれを取り扱えばいいのか、具体的な手法として見えていなかったものが見えた気がします。・コーチングにおいて、語られない物語をそのまま大切にする姿勢をコーチが示すことで、安心して新しい物語をクライアントが紡げるだろうと、とても希望を感じました。・自分にもあなたにも過去の物語、未来の物語があること。人の行動や発言は、単独で存在するのではなく、物語という背景があること。その物語が、認知の歪みに影響を受けている可能性があることを俯瞰して見れるのと見れないのでは、目の前の事象にどう反応するかが変わってくることを認識しました。語られていない背景は色々だとは思いますが、語りだせるような場を作れる、問いを立てられるコーチングができたら素晴らしいなと思いました。・クラアントさんが認知の歪みにより可能性を最大化できない状態になっているのかもしれない、という可能性を念頭に、クライアントさん自身が認知の歪みにチャレンジできるような問いを立てて行きたいと思いました。